三代目 2009 6 6
昔、このような話を聞いたことがあります。
初代が会社を作り、
二代目が会社を傾け、
三代目が会社をつぶす。
こうした話を聞いて、「なるほど」と思いました。
二代目は、父の実力や業績をよく知っていますから、
何とかして、父が築いたものを守ろうとするでしょう。
(もちろん、自分が父を超えられないのは自覚しています)
しかし、これでは、会社は現状維持か、傾くか、どちらかでしょう。
三代目は、初代の苦労どころか、
こうした二代目の苦悩を知らずに育ちますから、
とても会社を経営することはできないでしょう。
もちろん、子供だけが悪いわけではありません。
親というのものは、苦労すればするほど、
「親ばか」になるという世界共通の法則があります。
昔、北朝鮮の金日成主席は、
何もしなくても存在感がありました。